アメリカの公共放送PBSがお届けする『Blank on Blank』は、エンタメ界の偉人たちの幻のインタビュー音源を発掘し新たにアニメーションを付けて紹介しています。最新エピソードに、マイケル・ジャクソン1980年のインタビューが登場。
この時期のマイケルはまだ後年言われるほどには「インタビュー嫌い」キャラではありませんが、「極端にシャイな性格」という点ではピークにあったようで、しばしば「間にジャネットを入れる」という奇妙な条件で取材を受けていたことが知られています。(「当時はシャイ過ぎてその方が落ち着いたんだ」と後年、本人も笑っている) そんな「間にジャネット」の珍しい音源です。取材者はジャネットに対し「マイケルは~なの?」と質問。するとジャネットはマイケルに「あなたは~なの?」と伝言。念のため言っておくと、マイケルはずっとインタビューアーの目の前にいるのです(笑)。 インタビューアー John Pidgeon による回想文 Interviewing Michael によると、エピック・レコードの広報シャーリー・ブルックスから提示されたこの奇妙な条件に、唖然として驚いたジョンでしたが、後に、同じ状況で取材を行ったインタビューアーが自分だけでないことを知ったそう。 元記事 Michael Jackson on Godliness (Blank on Blank /PBS Digital Studios) |
【今日は何の日03/6/24】 旧ブログ(過去記事保管庫)より既出記事の整理アップです。
2003年のBETアワード。ファンクの帝王にしてほぼ生き神、ジェームス・ブラウンのパワフルなステージをねぎらい、輝くマントをかけに来たのは・・・ ──ステージを終え深々と礼をするJBに、サプライズのプレゼンターとして登場のマイケル・ジャクソンがマントをかける。再び演奏が始まり、アドリブでJB風にパフォームするマイケル。賞の授与のためマイクに向かう。 Michael Jackson: 天才とは何か。天才、とは、何か? そのインスピレーションがすべてを変えてしまう人物。天才・・・私は今夜この賞を授与するのを断ることなどできませんでした、なぜなら、まさにここにいるこの人物以上に、私が影響された人などいません・・・(マイケルをハグするJB)。私は幸せです・・・心の底から。私が6歳の子どもの頃から、他のどのエンターテイナーよりも憧れていた人です。そして、今でもそうです。皆さん、私は深く光栄に感じています、今年度のライフタイム・アチーヴメント・アワードをジェームス・ブラウンに贈れることを・・・彼ほどこれに値する人物は他にいません。 James Brown: (トロフィーを受け取り、マイケルに投げキスを渡す。マイクに向かって一言)パ ッ プ! (すぐに演奏に戻って)ありがとう!ありがとうマイク! |
50才になったマイケル、アメリカABC『グッドモーニング・アメリカ』の独占電話インタビューです。
──50回目の誕生日はどう祝う予定? Michael: Oh, 子どもたちと小さなケーキを食べるだけだよ、あとはたぶん、アニメを観るかな。 |
こちらも人気の動画の一つですね。時間は短いですが、この3児の父、あいかわらず不意打ちでぼそっと面白いことをつぶやいたりするので、リポーターも大いにツッコミ甲斐があったことでしょう!
05年の裁判終結後、しばしの雲隠れ→中東→ヨーロッパへと拠点を移していったマイケル。2006年10月、自然溢れるアイルランドのスタジオに芸能ワイドショー『Access Hollywood』を招き入れました。後に『スリラー25』でタッグを組むブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムと。リポーターのビリー・ブッシュの後の回想ブログによると、「実際のところウィル・アイ・アムが間に入ってほとんど喋ってくれて、マイケルは助かっていた」そうです。確かにはじめは少しナーバスな様子のマイク、でも、サウンドが鳴りだすと笑顔やダンスムーヴも。Relaxed, and ready to return...!! |
Part.1 からの続き Part.2 Billy Bush: 昨日、パート1の私の独占スタジオ訪問で、皆さんは、いろいろ入り混じったマイケルを目にしました。彼は注意深く言葉を選びます。でも、ブラック・アイド・ピーズのスーパー・プロデューサー、ウィル・アイ・アムがビートを鳴らすと、マイケルは元気になったのです! 私の心にはジャクソンが復活しようとしていることに疑いはありません、しかし、どのように?驚くべきことに彼はそれについてあまり考えてはいませんでした。 |
2006年5月、イギリスの代表的タブロイド『デイリー・ミラー』紙の芸能記者に応じたMJ。インタビューと呼ぶにはあまりに貧弱な内容を「盛って」記事化しているあたり、さすがタブロイド。普段なら無視するメディアですが、前年6月に裁判で無罪判決を勝ち取って以降、これが一応初の公のインタビューらしきものとなり、元気そうな様子を見せているという点で注目です。
(裁判による心身の消耗のため、「彼は今、体重は何キロあるんだ?」などと心配されていた時期もあったマイケル。そのため、ミラー記者も健康について尋ねていますが、そもそもタブロイド記者相手に余裕を見せている時点で、マイケルはエネルギー十分だったのでしょう。) 記事の中では例の「Jacko」という呼び方がしつこく使われていて、一度もマトモに呼んでいませんが、原文の記載です。タブロイドはぶれない(笑)。いや、笑い事ではありません。タブロイドを庇うわけではありませんが、私の経験では、英語圏では、けっこうマイケルのことを好きな人さえ、しばしばこの呼び方を使う人が見受けられます。ちょっとイジワルな響きですが、他意はなく親しみを込めた略称みたいな感覚なんでしょうか。この記事の場合も、それほど悪意があるわけではなく、軽い感じで使っている感じがしますが、マイケル自身が非常に嫌った、とても失礼な呼び方だということをお忘れなく!良い子はけっして真似してはいけません! |