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1999年、雑誌『TV GUIDE』でのインタビュー。Part.1
1999年 TVガイド マイケル・ジャクソン
    

雑誌『TV GUIDE』1999年12月4~10日号でのインタビュー。

1千年代最後の年として、MTVは投票企画で「史上最高のミュージック・ビデオ」にマイケル・ジャクソンの『スリラー』を選出(それ以外に何を選べと?笑)。

そのMTV企画と連動したTVガイドということで、話題は『スリラー』からスタート。後半、「整形手術はどうなの? 結婚は?」等々、マイケルやファンが「キーッ」となってしまいそうな(実際、若干マイケルは「キーッ」となっているような・・・)きわどい質問も連発していますが、事前に入念な打ち合わせでもあったのか無かったのか、マイケルは黙ることなくハキハキとやり返しています。その部分は後に、2001年ソロキャリア30周年記念公認本『 KING OF POP』にもわざわざ引用されている割合が高く、人々の「素朴な疑問」にマイケル本人が率直に語ったことは、結果的にはとても良かったのではないでしょうか。

ちょっと珍しい薄ヒゲ(!)のマイケルがカッコイイですね。ヘアメイクはカレン・フェイ、撮影はアンドレ・ラウ。スタイリング衣装として、ヴィヴィアン・ウエストウッド(表紙のスーツ)やヘルムート・ラング(グラビアのシルバーパンツ)など、「いかにも雑誌」なモード服を着せられている点も注目。
Part.1


THE ONCE AND FUTURE KING
by Lisa Bernhard

──ニューヨークのホテルのスイートで、シャイなことで悪名高いそのポップスターは、カリスマ的で快活──「イイやつ」でさえある──で、将来のプロジェクトについて語る。彼いわく「ハッピーなダンスミュージック、絆もの」という現段階でタイトル未定のCDや、彼の兄弟たちとの再結成アルバム。それから、彼が19世紀の小説家を演じる予定の『The Nightmare of Edgar Allan Poe』がある。撮影は来年の予定、ジャクソンいわく、ポーの「人生が非常に興味深い」ので彼はその映画をやるのだという、皮肉抜きでこう付け加えて。「僕は安全運転ばかりじゃないアーティストが好きなんだ。」

1999年 TVガイド マイケル・ジャクソン

TV Guide
: 『スリラー』は、ミュージック・ビデオを永久に変えてしまいました。そのアイデアはどこから得たの?

Michael Jackson: 兄のジャッキーが、僕の家にやって来て言った、「テレビでやってるこのショーを見てるかい?ひたすら音楽をプレイするだけなんだ。MTVだよ」。僕はそれをつけて、そのコンセプトはとても面白いと思った。僕が気に入らなかったのは、そのビデオが、イメージのコラージュだったことなんだ。もしも僕が一つやるとしたら、何か少しエンターテインメントの価値を持ったものをやるだろうな、と思った。僕の夢は、始め、なか、終わり、がある何かを作ることだったんだ、短編映画のような。

TV Guide: 『スリラー』や、そのアルバムからのビデオの数々が、あなたのキャリアを成層圏まで打ち上げてしまうだろうと、一度でも想像しましたか?

Michael: 僕は、アルバムがどうなっていくだろうということはあまり考えなかったよ。僕はただ、自分が見て楽しいと思うものを作りたいと思った。(ビデオ)『スリラー』への僕のメインのゴールは、何か怖くて、楽しくて、エキサイティングなものをやることだったんだ。

TV Guide: あの時代を、今振り返ってみてどう?

Michael: 僕はそれを、幸せな時と、悲しい時というふうに見てる。なぜなら、それは僕のたくさんの夢を実現させたから。悪評は素晴らしかったよ。

TV Guide: 悲しい時ともおっしゃいましたね。

Michael: うん。僕はまさに自分が求めているものをきっちり得られなかったら、すごく落ち込むんだ。

TV Guide: つまりあのアルバムはあなたが思い描いていたものには達していないと?

Michael: 完全にはね。

TV Guide: どの曲ががっかりだったの?

Michael: 『Wanna Be Startin' Something』。曲を書くというのは、すごくじれったい芸術形式なんだ。頭の中で鳴っているものを、正確にテープ上に持ってこなくちゃいけない。僕の(頭を指差しながら)ここでそれが聴こえてる時、それは素晴らしいのさ。僕はそれをテープの上に書き写さなくちゃいけない。『The Girl Is Mine』(ポール・マッカートニーとのデュエット)は、完全には僕が望んだものとはいかなかったけど、でもとてもナイスだね。でも、『Billie Jean』がある。僕はあれにはすごくハードに取り組んだ。ベースのリックだけでも、3週間かけて取り組んだんだ。

TV Guide: 手袋、白いソックス、赤のレザー・ジャケット──そういったものは、誰が思いついたの?

Michael: 手袋はただ──僕は、二つよりも一つだけの方がカッコいいと思ったんだ。僕は動きにアクセントを付けるのが好きなんだ。目は、白いものがある場所に行くから──ほら、手袋にね。そして足は、踊っていたら、動きの上で「びっくりマーク」を置くことができるんだ、そこに少し光が当たればね。それで、僕は白いソックスを履いた。それから、ジャケットのデザインには、僕は、服を作る人たちと一緒に座って、僕がどこにボタンやバックルやデザインが欲しいのか、彼らに伝えた。
でも僕はもう、あのルックは着ないよ。過去にとらわれてしまうのは悲しいことだ。僕が自宅に賞を置かない理由はそれなんだ。ゴールド・レコードも無し、グラミーも無し。倉庫の中さ。プライドで思い上がっていたくないんだ、だって、達成すべきことがもう何もないみたいに感じてしまうだろうから。実際はそうじゃないんだ。

TV Guide: あなたの最高のクリエイティヴな時代は、まだまだこれからだというふうに感じてる?

Michael: 最高傑作はこれからだと思うよ、でも僕は別の領域に入って行きたいと思ってるんだ、ポップ・アルバムの後にポップ・アルバムをやり続けるのではなく。

TV Guide: 音楽的に、興味深いことをやっているというアーティストはいますか?

Michael: 素晴らしい創造的アイデアもいくつかあるけれど、革新的だと思う人は誰もいない。たいていは、古いものを取り込んでそれを新しいものと統合しようとしてるんだよね。

TV Guide: 一緒に仕事してみたいと思う人はいる?

Michael: 僕が敬愛するアーティストはたくさんいるけれど、でもノーだね。

TV Guide: 好きな音楽は何?

Michael: ショックを受けるだろうね。今朝、僕はロジャース・アンド・ハマースタインを歌ってたよ。それが僕が家じゅうで歌ってるものなんだ──『 サウンド・オブ・ミュージック』からは『My Favorite Things』、そして『 Absent Minded Me』はストライサンドの歌。
僕は偉大な古いMGMミュージカルのファンでもあるんだ。ショー・チューンが大好き、僕はメロディの大ファンなんだ。

TV Guide: パフォームするのが好きな曲は?

Michael: 『Billie Jean』、でも同じやり方でやらなくても良い時だけね。観客は、お決まりのものを求める。僕は必ずあの場所でムーンウォークをやらないといけない(笑)。違ったバージョンでやりたいと思うんだけどね。

TV Guide: あなたの昨今の観客って誰かな?

Michael: 知らない。僕はただ、ワンダフルな音楽を書こうとしてるだけさ。それでもし彼らが気に入ってくれれば、彼らは気に入ったということさ。僕は特定の層について考えたりはしない。(レコード会社は)僕にそんなふうに考えさせようとするけれど、僕はただ、自分が聴いて楽しめるだろうなというものをやるだけだよ。

TV Guide: ミレニアムからの新しいマイケル、はあるのかな?

Michael: うん、2、3、計画してることがある。僕が今までにやったことからは完全に違ったものになっていくと思うよ。ニュー・アルバムへの『I Have This Dream』という曲がある。これは世界や環境についてのミレニアム・ソングで、僕がキャロル・ベイヤー・セイガーとデヴィッド・フォスターと共作した。

TV Guide: あなたはまたツアーをすると思う?

Michael: 思わない。それ(ツアー)は僕から多くを奪うからね。

TV Guide: あなたは変装せずに公を旅することはまれですね。どうして?

Michael: 他に方法が見つからないよ。僕はどんなことも試してきたんだ(笑)。太っちょスーツ。尼僧。ピエロ。トリック・オア・トリート(=ハロウィンの変装)が僕には一番だね。それから、マルディ・グラ(=カトリックのお祭りの一つ)。

TV Guide: いつの日か、あなた自身のままで自由に歩き回れるようになると思う?

Michael: 僕は別の理由のためにも変装するんだ。僕は人々を研究するのが好きなのさ──壁の上のハエにようになってね。ベンチに座ってる二人の年配のご婦人たちとか、ブランコに乗った子どもたちとかでもね。なぜかというと、僕は日常の中に溶け込むというのがどんなものかを知らないから。一度、僕はレコード店にいたんだ、完全に変装してね、そしたら二人の女の子たちが僕のアルバムを引っ張り出しながら僕のことばかり話していた。僕は文字通り、彼女たちの隣にいたのさ。ワンダフルだったな。楽しかったよ。
ところが僕が僕として表に出ると、楽しむことができないんだ。人々はいつも言う、「パーティに行けばいいのに?」 僕が入っていくとすぐに、そのパーティはお開きさ──僕にとってはね。それは彼らのためのパーティなのに、みんなこう言いながら僕の目の前に名刺を出す、「私を覚えていますか? 4年前にどこそこでお会いしたのですが・・・」 で、僕は「覚えていません」と言うしかない。だから僕は楽しい体験ができない。彼らはみんな、僕の曲をプレイする。僕は自分の曲を聴きに来たんじゃないんだ。そして、誰もが唱え始める、「踊って!」とね。「あぁ、たまにはあなたが踊るのを見たいな」。

1999年 Michael Jackson by Andre Rau

Part.2 に続く 
    
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