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2003年、ブレット・ラトナーによるインタビュー。Part.1
(補足メモ)      

Part.1

雑誌『Interview』2004年2月号

Michael Jackson: decades before all of the charges and countercharges, he was a pint-size singer with a big dream
(マイケル・ジャクソン: すべての嫌疑と反撃から数十年前、彼は大きな夢を持った小っちゃなシンガーだった)
by Brett Ratner

「君の個人的な悲劇のことは忘れろ。我々はみな、最初から酷評されるし、君の場合は特に、真面目に書く事が出来る以前に、地獄のように痛めつけられねばならないのだ。しかし、君がひどく傷つけられた時には、それを利用しろ──それをごまかしてしまうな。そのことに対して、科学者のように忠実であれ──しかし、だからといってそれが何か重要なことだとは考えるな、なぜならそれは、君や君の側の誰かに、偶然降りかかったのだから。」

ロバート・エヴァンスの『The Kid Stays in the Picture』(邦題『 くたばれ!ハリウッド』)で引用されたこの助言の言葉は、70年ほど前に、ヘミングウェイから F. スコット・フィッツジェラルドへ与えられたものだ。これは今日にも通じる言葉だ。

人生の野望や痛み、幸福の話といえば! 天才でいるのは楽なことじゃない: 必ず代償を払うのだ、モーツァルトに似ていなくもない、彼はナポレオンよりも長く記憶され続けていくだろう。マイケル・ジャクソンはこの皮肉を理解している。僕が人生で出会ってきたなかで、エンターテインメントへの情熱と愛を、彼ほど持っている人は他に一人もいない。彼の作品、才能、ビジョンは、今、彼のことをけちょんけちょんに見なしている人々の思うよりも、はるかに長く記憶され続けていくことだろう。

マイケルと僕は、多くの日を、週を、月を、一緒に過ごしてきた。僕たちの関係は、お互い映画への愛に基づくものだ。僕たちは一緒にたくさんの映画を観たし、僕たち的にお気に入りで一番楽しんだのは、『 チャーリーとチョコレート工場』さ! ここ最近の騒動の数ヶ月前、彼と僕は、ちょっとしたバケーションに出かけた。その頃、彼はよく、ビデオカメラを僕の顔に向けて、僕に質問をした。これが、マイケルが自分の友だちに行うことだったのだ: 彼は科学者になり、順序良く質問することによって相手を解剖し、学ぶのだ。何度も彼は僕に尋ねた、子どもの時の僕の夢が、どうやって現実になったのか、なぜ僕は監督になりたいと思ったのか。そこで、僕は今度は彼から、子ども時代の夢について聞く番だと決めた。

インタビューの後、僕は出かけて行って、彼が言及したレコードをすべて買ってきて聴いた、マイケルのことをさらにもうちょっと理解するのにね。これからあなたが読もうとしているものは、二人の友だち同士の間の、ごくプライベートで個人的な会話だ。



(冒頭は音声のみ。途中でラトナーが気付き、映像は2:10あたりから始まる)

Brett Ratner: 師匠とか、君をインスパイアした人って、誰かいる?

Michael Jackson: うん、いるとも──ベリー・ゴーディ、ダイアナ・ロス・・・トマス・エディソン、ウォルト・ディズニー・・・ジェームス・ブラウン、ジャッキー・ウィルソン。

Brett Ratner: で、君は彼らから何を学んだ?

Michael Jackson: 彼らからいろいろ学んだよ・・・どうすれば、ビジョナリー(ビジョン、先の見通しを持った人)でいられるか、クリエイティブでいられるか、存続し続けるのか、決然としていられるのか、鉄の意志を持ってけっして諦めないためにはどうすればいいか、どんなことであろうと。ね。

Brett Ratner: 音楽業界での初仕事は何で、それはどうやって得たの?

Michael Jackson: 最初の仕事、たぶん・・・Gee, そんな昔、思い出せないな。6歳くらいだった(笑)。ミスター・ラッキーズだったかも。クラブだったと思うけど──うん、ミスター・ラッキーズ。僕らはそこでパフォームした。

Brett Ratner: その仕事はどうやって得たんだい?

Michael Jackson: 知らない。僕の父が知ってるだろうね。僕は小さ過ぎたよ。

Brett Ratner: (笑)君の最初のブレイクと、君に起こった最初のすごい出来事って何?

Michael Jackson: 本当のビッグなブレイクは、モータウンが僕らにサインした時。僕らはデトロイトでオーディションを受けて、ベリー・ゴーディが僕らの好きなスターたちをみんな招待したんだ、子どもの時にインディアナの小さな町で見ていたスターをね。ダイアナ・ロス、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、ザ・テンプテーションズ、スティーヴィー・ワンダー・・・みんなそこにいたんだ。巨大なマンションの室内プールの隣で、どこも大理石だったな。僕らはパフォームして、そしたら彼らはクレイジーになった。気に入ったのさ。で、言った、「君たち、契約だ」。

Brett Ratner: ホントに?

Michael Jackson: うん。

Brett Ratner: で、君はその日のことを覚えてるんだ。

Michael Jackson: オゥ、覚えてるよ。

Brett Ratner: 君の仕事の何の要素が、君を毎日仕事に行きたくさせるのかな?

Michael Jackson: 僕は毎日仕事したいね──世界を創造するっていう、思いかな。キャンバスに向かうようにね、真っ白なキャンバスね、きれいな石版だよ。絵の具を与えられて、僕らはただ彩り、描き、世界を創る。僕はただそういう考えが好きなんだ。そして人々にそれを見せて、みんなはそれを見るたびに畏敬の念に打たれる、っていう。

Brett Ratner: 今日の君の立場に至るのに、助けになった君の性質は何?

Michael Jackson: 信念と覚悟。それと練習。

Brett Ratner: そうだね。練習が完璧を作る。もしも、今知っていることを過去に知ってたら、君は自分のキャリアにおいて、何か違ったふうにやっていただろうか?

Michael Jackson: 何か違ったふうにやっただろうかって? そうだなぁ・・・・・・もっと練習。

Brett Ratner: もっと練習?

Michael Jackson: 僕はたくさん練習したよ(笑)。

Brett Ratner: 君は超たくさん練習したよ!

Michael Jackson: (笑)。

Brett Ratner: (笑)なのに、もっと練習するだろうっていうわけ?

Michael Jackson: (頷く)。

Brett Ratner: オーケイ──君が学んだ一番の教訓は?

Michael Jackson: 誰でも信じちゃいけない。業界の人間すべては信じるな。サメ(=詐欺師、高利貸しなどの意味がある)がいっぱいいるんだ。それに、レコード会社は盗む。彼らはだますんだ。彼らを精査しないといけない。アーティストが彼らに立ち向かう時が来てる、彼らはすっかり優位に立ってしまってるからね。完全にね。彼らは、アーティストあってこその会社だってことを忘れてるのさ、会社がアーティストを作り上げるのではなくね。才能がなければ、会社はただのハードウェア以外の何ものでもない。で、パブリックが見たいと思うもののためには、真に良質な才能が必要なんだ。

Brett Ratner: 好きなアルバムは何?

Michael Jackson: 僕のお気に入りアルバムは、チャイコフスキーの『 くるみ割り人形』、クロード・ドビュッシーのグレイテスト・ヒッツ、これは『月の光』や『アラベスク』や『牧神の午後(への前奏曲)』とか入ってるやつ。マーヴィン・ゲイの『 ホワッツ・ゴーイン・オン』、ジェームス・ブラウンの『 ライヴ・アット・ジ・アポロ』、『 サウンド・オブ・ミュージック』(映画サントラ)が大好き。ロジャース&ハマースタイン大好き。僕は偉大なショー・チューン(ミュージカル音楽)の作曲家がすごく好きなんだ、あとモータウンのホーランド=ドジャー=ホーランド、彼らは天才。グレイトなライターがいっぱいだね。グレイトなのがいっぱい。

Brett Ratner: 他にグレイトなアルバム、たとえば現代のアルバムでは?

Michael Jackson: グレイトなアルバム・・・難しいね、だって最近のアルバムは、1曲か2曲グレイトな歌が入ってて、残りはお粗末だから。

Brett Ratner: じゃあ、上の世代では──マーヴィン・ゲイとか、スライとかになるかな。

Michael Jackson: スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン・・・彼らのは全部好きだよ。スティーヴィー・ワンダーも天才。

Brett Ratner: どのアルバム?

Michael Jackson: どれも全部。
トーキング・ブック』。彼が『Living for the City(邦題『汚れた街』)』をやった時が大好き。(アルバムの)名前は忘れちゃった。ファンタスティック。あれは
キー・オブ・ライフ』だったかな──ファンタスティック。これを聴いて僕は自分に言い聞かせたんだ、「僕にもこれができる、僕ならこれを、世界的なレベルでやれると思う。」

Brett Ratner: ホント?

Michael Jackson: ホントさ、それから、ビー・ジーズが70年代に登場した時、僕にとっては「やられた」って感じだった。泣いたよ。僕は彼らの音楽を聴きながら泣いた。僕はどの音符もわかったよ、どの楽器もすべて。

Brett Ratner: "This broken heart ..."

Michael Jackson: "How can you mend ..."

Brett Ratner:  "This broken heart ..."

Michael Jackson: ・・・で、"How can you stop the rain from falling down?" 大好き。"How can you stop the sun from shining? What makes the world go 'round." 大好きなやつだよ。
そして彼らが『 サタデー・ナイト・フィーバー』をやった時、僕にとっては「やられた」さ。「僕はこれをやるんだ、僕にはこれができるとわかってる」と言ったよ。で、僕たちは『スリラー』にぶつかっていった。僕はちょうど曲を書き始めたんだ。『ビリー・ジーン』を書いた、『ビート・イット』、『スタート・サムシン』を書いた、ただ書いて、書いた。楽しかったな。

Brett Ratner: 子どもの頃、何かポスターは部屋に貼ってた?

Michael Jackson: うん、ブルック・シールズ、

Brett Ratner: ぐふふ(笑)。

Michael Jackson: ──そこらじゅうにね。僕の姉妹たちがやきもち焼いて、それを壁から剥ぎ取ったものさ。

Brett Ratner: (笑)マジ?

Michael Jackson: (笑)。
Part.2 に続く


1/6編集室 注1・・・スティーヴィー・ワンダー『汚れた街』が入っているのは、アルバム『 インナーヴィジョンズ』。

注2・・・ビデオの中でMJとBRが一緒に歌っているのは、ビー・ジーズの71年の全米No.1ヒット、『How Can You Mend A Broken Heart』(邦題『傷心の日々』)。


(補足メモ)      
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