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専属医師の裁判始まる。
マイケル・ジャクソンの突然の死について、当時の専属医師がどのような責任を負っている/いないかを明らかにするための裁判が、ようやく始まりました。

裁判での証言や資料、関連する報道は膨大で、そのすべてをここに解説することはしません。このブログの趣旨はそこではありませんし、過去の裁判・陰謀も含めた信頼できる「まとめサイト」がすでに他に存在しますので、これまでも、今後も、法廷関連の話題はそちらにお任せします。私はそもそも法廷に出向いていないので、あれこれ言う立場にありません。(裁判所の周辺には、世界中から集まった大勢の熱心なMJファン、報道陣、そして専属医師の大勢の支援者たちが結集しています。)

このブログで積極的に裁判関係の話題を取り上げないのには、もう一つ理由があります。それは、小学生から中高生、たくさんの賢い子どもたちが今も、ありがたいことに、このブログと愛すべき1/6編集長、そしてもちろん、マイケル・ジャクソンのファンでいてくれることです。1993年に13歳だった私自身が、身をもって知っているからです、ああいった事件報道が、若い人たちの心にどのような印象を刻み、永久にどんな傷を残すか。

現に、初日だけでも──たった1日だけでさえ!──法廷では、非常に痛ましい、凄まじくショッキングな写真や音声や証言が提示され、大人でも大変に辛い内容が多く含まれます。これは、裁判の戦略上、仕方のないことでもありますが、私なら、彼を愛する世界中の子どもたちに、あれを見せたくはありません。

最悪なのは、慣れていない場合、大人のファンでさえ、いくつかの痛ましい事実に接して食傷してしまい、マイケルの作品を楽しめなくなってしまうこと、ファンでいることに耐えられなくなってしまうことです。なんという皮肉でしょう。私は今までにそういう人をたくさん見てきて、いつも残念に思います。あるいは逆に、マイケルの人生における凄惨な部分にのみ異常に興味を持ってしまって、いつの間にか、歌やフィルムのことはどうでもよくなってしまって、歌詞はろくに覚えてもいないのに、サスペンス的などぎつい細々としたことに関してのみ異様に詳しくなってしまう人、というのもあります。何に興味を持つかは個人の自由ですが、私としては、何をおいてもまず第一に、このブログでは、芸術家の生み出した数々の作品にスポットライトを当てていきたいと思います。

とはいえ、マイケル・ジャクソンの死と、その裁判は、意味のあるものであってほしい。この件の核心は、ある一人の医師の能力や責任の問題というよりは、実は、根本的にもっとはるかに大きな社会問題であるからです。こんな話、私はしたいわけではないんですが、まだまだひどい誤解を抱いたまま間違ったイメージに苦悩して、マイケルの死を受け入れられずにいるファンも少なくありません。ちょっとだけ背景を整理しておくことで、ムダなモヤモヤが晴れて、事実を冷静に受け止める助けになれば、と思っています。

「アメリカの薬物問題」というと、多くの人は、いかにも悪そうなギャングとか貧困層、あるいは、アホな金持ちヤングセレブや落ちぶれた芸能人にありがちな話、という連想を抱くと思います。つまり、大雑把に言って、「自分の弱さに負けて自発的に違法ドラッグに手を出した自業自得な連中の問題」というわけです。これは確かに、非常に深刻で大きな問題です。

が、日本ではあまり知られていないことですが、実は現在のアメリカでは、お医者さんが処方する「合法の処方薬物(主に、ペインキラー(鎮痛薬)や睡眠薬)」の中毒症状に苦しむ人々の数が、違法薬物のそれよりも多くなっていて、より深刻な社会問題になっているのです。

たしか日本のNHKの夜のニュース番組だったと思いますが、以前(マイケルの急死の直後、関連して)、この問題が扱われていました。アメリカ人のごく普通の、とある善良な一市民が、癌を患い、治療にはさまざまな苦痛が伴いました。この人は幸い、癌自体には打ち勝ったものの、それから何年も経った後も、処方薬の中毒症状との闘いが続いている、という内容でした。(単に「一芸能人の悲劇」としてではなく、アメリカ全体の病理に目を向けさせるこの伝え方は、日本のテレビにしては珍しくなかなか評価できる、と私は一人で感心したものでした。)

これは、この問題の典型的な一例で、現代のアメリカでは、医者の処方薬による中毒や過剰投与及び摂取が、違法薬物の問題よりも大きくなっている、というものでした。癌の治療だけでなく、この「処方薬によって中毒にさせられる」キッカケは、交通事故や、他の病気などあらゆる肉体的苦痛の緩和です。(マイケルの場合は、これは生前から知られてきた事実ですが、80年代のペプシCM撮影中の火傷事故や、93年に申し立てられた虐待冤罪事件でのストレスによる強烈な頭痛や不眠などが、中毒のキッカケになりました。ただし、その度にマイケルはしっかりとした治療を受けて回復しています。)

マイケル・ジャクソンや、ヒース・レジャー、ブリタニー・マーフィー、それから、幸いにも死に損なって復活したエミネムなど・・・枚挙に暇もないこの処方薬問題は、「スター特有の、特異な」問題ではないと認識すべきです。なんとなくこれらのケースが、「芸能人にありがちな死に方」に思えるのは、芸能人だからデカデカと報道されるためでもありますし、芸能人は処方薬を売りつけるのに絶好のターゲットなので、悪い医者が大勢アプローチしてくるというリスクが一般人よりも大きいというのもあります。

マイケル・ジャクソンの悲劇を、「繊細なスーパースターの消極的な自殺」と考えるのは100%認識間違いです。また、「一人の無能または悪意ある『たかり』医師の単独的な犯罪」として、医師一人にどの程度の罪を背負わせるのが正しいのかどうなのか、私には分かりません。審理は、あの医師に対しても、絶対に公平でなくてはならない。とりあえずの「か弱きいけにえ」を罰することは、それ自体も必要なことかもしれませんが、全体から見れば、小さな一カケラに過ぎません(同時に、彼には彼の人生があるのです)。私も含めて、多くの人々が願っているのは、「仇討ち」としての「正義」ではなく、ただ、「真実」──望みどおりのものでなくても──と、それが必ずいつか、世の中を良くするのに少しでも役に立つこと、です。それがマイケルのための、本当の Faith であり、Justice だと、私は思っています。
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| 誰のスキャンダル? | コメント(3) | TOP▲ | 【2011/09/28 17:13】 web拍手 by FC2
雑誌『PEOPLE』1987年10月号、マイケルからのメッセージ。
雑誌『People』 マイケル・ジャクソン1987年10月12日の雑誌『ピープル』。
この頃一段と残酷さを増していった悪質な報道、ひどい噂に対してのマイケルのメッセージです。


独占


熱狂のワールドツアーの
バックステージからの
奇妙な、嘆願する
マイケルからの
メッセージ

「僕は子どもたちのために
この世に送られた。
でも、どうか慈悲を、
もう長い間、
僕は血を流してきた」
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| 誰のスキャンダル? | コメント(0) | TOP▲ | 【1987/10/12 00:00】 web拍手 by FC2
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